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グラスホッパー読了 ネタバレや11月の映画の予想も



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伊坂幸太郎著書のグラスホッパーを読了しました。
なんといっても、魔王 JUVENILE REMIXの原案にもなった「魔王」「呼吸」よりも、色濃く印象に残るキャラクター達が絡むのが、グラスホッパーです。

解説に書いてある通り、伊坂幸太郎先生にとってグラスホッパーはとてつもなく大きな作品になっているのではないでしょうか。
伊坂幸太郎と言えば、「重力ピエロ」をはじめとして様々なミステリー小説にばかり目が行きがちですが、彼の得意分野としては、時間の逆行だと思うのです。
それにともなっての、人物の視点移動。

グラスホッパーはそれに加えて、非情で冷淡です。
非情というのは、キャラクターの性格もアリますが、淡々と事実だけを書き記す非情さというのがあるんですよね。





<あらすじ>

教師の鈴木は、妻を事故で失った。その事故を起こしたのが裏社会でも巨大な力を持つ「令嬢(フロイライン)」の社長の息子であることを突き止めた鈴木は、組織に潜入して復讐の機会を待つ。
その敵が、目の前に現れ、そして何者かに「押されて」殺された。

それを見ていた人物がもう一人いた。鯨という自殺屋だ。
彼は、仕事を「押し屋」に一人取られていたし、この仕事にも疑問を持っていた。
押し屋と決着を付け、仕事を引退するのもいいかもしれない。鯨はそう思った。

押し屋を狙う殺し屋がもう一人いる。
彼は蝉。うるさくずっと喋っているから蝉だ。
蝉は、とあることから押し屋の殺害を目論んで、手柄をあげようとしていた。

押し屋vs自殺屋vsナイフ使い
戦いの決着はどうなるのだろうか?





<主人公はいない>

どんな小説にも主人公は居るものだろうが、グラスホッパーに主人公という主人公はいません。
言うなれば、鯨か蝉だろうじゃないかと思います。
作品に大きく関わってくる面で言えば、鯨こそが主人公かもしれない。

鈴木は単なる見届け人で、主人公ではありません。
言ってしまえば、間の悪い男で、本当に不運なだけなんですよ。馬鹿だし。

押し屋に関して言えば、キーパーソンだけれども、実態のない存在というか。
確かに居るし、存在感もあるのだけれど、彼が中心なはずなのに、彼自体はその輪っかに入ってないんですよね。
物語のなかでも都市伝説として扱われるくらいに、存在がアッサリしているんですよ。






<映画はどうなのか>

読了したあとは、映画が楽しみでした。
しかしながら、公式サイトでの予告編と、ストーリーが作品とずれていたのが気にかかって見る気を失くしました。
さすがにこの量を1時間半から2時間に収めるのは難しかったかなぁとか考えてしまうんですよ。

キャストも色々出てくるけれども、どこを端折るかは想像がつきますし、登場しないキャラクターまで出てきたら、目も当てられない。

あと、すこし役者の年齢層が高いかなぁ とも思ってしまいますね。
悪役と言える悪役顔が、菜々緒さんと石橋蓮司さんって言うのもなんだかなぁ…。

まぁ、一番許せないのは、私が一番すきな「蝉」をジャニーズ系の役者がやることなんですけどね。
コレが一番見る気なくした理由です。はい。

私は見る気がなくなりましたが、グラスホッパーの公開は以下のとおり

11月7日 全国ロードショー
7月11日 公式ホームページリニューアル予定






<感想>

ぶっちゃけて言えば、予想通りの結末といえば結末なんですが、そうなるとは思いませんでした。
私が一番好きなキャラクターは「蝉」ですね。
多分、魔王 JUVENILE REMIXやグラスホッパーを読んだことがある人なら、彼の魅力に気づくんじゃないですか?w
岩西とのタッグも「古池や岩に染み入る蝉の声」→「岩西みいる蝉の声」というジョークで一気に面白くなりましたねw

そもそも、伊坂幸太郎のグラスホッパーを読もうと思ったのも、魔王 JUVENILE REMIXを読んで居からっていうのが大きいですね。そこの時点で、蝉は好きでした。


後述にグラスホッパーのネタバレを書きますが、半分くらいで結末がどうなるかは予想がつきました。
ただ、一縷の望みにかけたんですが、非情ですね。さすが伊坂幸太郎です。
ただ、そこがリンクするのか!って思うと、鯨の年齢はいくつなんだ?って思いますがねww







さて、この下にはネタバレがありますので、先にご拝読ありがとうございました。
この次は、阪急電車かゴールデンスランバーを読みたいと思っています。

ゴールデンスランバーも伊坂幸太郎作品ですので、個人的にはすごく楽しみですw

そういえば、実家から送ってもらった東野圭吾がまだ未読なので、そちらも消化してしまいたいですね。


その他のお勧め小説はこちらにあります。一読ください。
小説の話 読むときの心得


伊坂幸太郎さんのゴールデンスランバー読了しました。
ゴールデンスランバーの感想・ネタバレ

ではでは。






<ネタバレ>
映画みたいって方は、スルーしたほうがいいかもしれません。









<<↓↓↓ここから↓↓↓>>





・鈴木の復讐は遂げられたのか

はっきりといってしまえば、鈴木は復讐を遂げられず、最後まで振り回されっぱなしでした。
押し屋の槿(あさがお)を追うも、彼に家庭があることをすると、必死に押し屋をかばって、殺されそうになったり、鯨に殺されそうになったり、いいとこなしですね。ダサいですね。バッカジャナイノ−。


・押し屋は何者なのか

前にも書いた通り、押して事故に見せかけて殺す殺し屋なんですが、その存在は都市伝説なんじゃないかと言われるくらい人に見られない。
そもそも、物語の中でも押し屋のことを詳しくは書いていないし、確かにいるのにその存在が希薄だなと思いました。

ちなみに、彼に家族はおらず、鈴木が家族だと思っていたのは劇団です。
劇団は頼めばその空間を演じてくれる集団で、言ってしまえばフラッシュモブみたいな感じですね。


・フロイラインはどうなったか

鈴木の復讐相手である令嬢(フロイライン)は壊滅しました。
息子は押し屋に殺され、父親の社長は、鈴木が入社のための儀式として殺すはずだった二人に殺されました。
その二人というのは、作中でちょこちょこ出てくるスズメバチという毒を使う殺し屋だったんです。

幹部の比与子は、意味不明な言動をしながら列車に飛び込み自殺。
多分、鯨のせいじゃないかと思います。

魔王 JUVENILE REMIXでスズメバチは、女性でゴスロリだったので、二人のイメージもなく、ここは完全にはめられたなと思いましたww


・作品の見せ場である三つ巴はどうなったか

この作品のテーマともいうべき殺し屋vs殺し屋vs殺し屋の三つ巴は、押し屋が勝ちました。
まぁ、予想通りといえば予想通りなんですけどもね…。

まず、鯨が岩西を殺して、その後蝉を追います。
蝉は、あと一歩で勝てたのですが、鯨が持ってきた岩西の銃で死にます。
まぁ、そこは自殺屋の鯨が自殺させられなかったところで言えば、殺し屋としては負けですね。

その後鯨は押し屋と勘違いして鈴木を殺そうとするのですが、鈴木がとどまっている間に、押し屋に押されたか、又は自身の幻覚でなのかはわからないですが、車に轢かれて死にます。
多分、ここは押し屋が押したんじゃないかなぁ。


というわけで、押し屋:槿大勝利です。



・一番残念だったこと

私にとって一番残念だったのは、蝉が死んでしまったことですね。
蝉は、とある映画で操り人形となってしまった主人公に自分を当てはめていて、そうとはならないようにと行動していたんですけど、死んでしまったらそれもないだろうと…。

ちなみに、その映画の主人公は、新聞屋のアルバイトで、雇い主にむかって銃を撃った設定なんですが、鯨が蝉を殺した時に、銃を使ったのは、店主に向かって撃った時が最後と言っていたことから、映画の話のモデルは鯨なのかとも思えますよね。

なんにせよ、この話で蝉と鯨が関係しているというのは予測できるかと思います。





・すべては妄想だった?

今回の鯨は、幻覚に悩まされるという持病を持っています。
そして登場人物には、田中というカンセラーが出てくるのですが、信号などの点滅するものが点滅しなかったりするのが、幻覚を見始めた兆候で、列車がなかなか過ぎ去らなくて、この列車長くないかと思い出したら、幻覚を見終わるという風に話していたのです。

そして、鈴木は物語冒頭で、信号が点滅していないのを確認しているし、最後はこの回送電車長いなと言っています。

つまりは、全てが鈴木の幻覚だったのではないのかということも考えられます。

もしくは、鈴木という存在すらも、誰かの妄想なのかもしれないですね。
蝶の夢 とか言うやつですよ。

とするなら、実際に存在していたのは、カウンセラーの田中なんじゃないですかね・・・w
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