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「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」を色々考察してみる



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どうもりのです。

昨日久しぶりに「オトナ帝国の逆襲」を見ていて、色々と思ったんですよね!


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やっぱり色々とこの作品は考えさせられるところがあるなぁと思います。



この作品は「過去はいいものだけれども、未来はそれよりいいものになる」という思いが込められてるんだと思います。


そう思えるのは、大人と子供の信頼関係だったり、大人も子どもだった時があったという部分が大きく見えるのが特徴だからです。



「イエスタデイ・ワンス・モア」が迎えに来た時に、幼稚園の先生達や、本屋のおばちゃん達までもがそのお迎えに乗って行ったことが、彼ら彼女らが子どもの時をしっかり覚えているという裏付けになっていると思うんです。



忘れがちなんですけども、どんな人にも「バックボーン」という物があります。
それはキャラクターにも絶対にあるものですよね。





「バックボーン」というのは、今まで何をしていたのか?どんな人生を送ってきたのか?
自分のバックボーンは簡単に思い出すことが出来ますけども、キャラクターのバックボーンを考えるというのはなかなか難しいものです。


慣れてくるとそれはそれで楽しいんですけども、慣れていない人からすると深く考えこんでしまうからこそ奥が深いんですよね。



「オトナ帝国」では、そのバックボーンが勝手に大人たちの中で再生されて、自分のバックボーンと重なったのが大人にも受けたんだと思います。



そのバックボーンをしんちゃん達は理解することが出来なかったからこそ、否定することをしなかったんだと思います。
バックボーンを思いおこさせること自体が、ステルスされていたからこそ子どもにも違和感なく見ることが出来るというわけですね。





<イエスタデイ・ワンス・モア>


イエスタデイ・ワンス・モアって、なかなかいい言葉だと思うんですよ。
直訳すると「もう一度昨日を」ってことですよね。


自分でも思うことがあるんですけども、もう一度あの時をやり直したいって。
それって誰もが思うことじゃないですか。


子どもは、明日には何があるんだろうってワクワクしていると思うんですけども、ある程度年を取ってくると、あの時あぁしたかったなとか、あの時をもう一度やり直したいなぁなんて思っちゃうんですよねw



ただ、この「イエスタデイ・ワンス・モア」ってなかなか極左的な考え方も入ってるんじゃないかなとも思えたりするんですよね。


やっぱりあの時代には、今よりも日本国内での極左の動きが大きかったのは事実です。


若者による下克上の時とでも言うんでしょうか。
みんなが野望でギラギラしていて、国内外に自分たちの政治的思想や主張をなんとか通そうと躍起になっていた。


赤軍派など様々な団体が、日本国内を賑わせていたのもこの時代なんだよなぁと思うと、イエスタデイ・ワンス・モアもそのうちの一つなんじゃないかと想像することができるんですよね。






<ケンとチャコのバックボーン>


この作品でバックボーンが描かれていないのは、イエスタデイ・ワンス・モアのケンとチャコだけなんですよね。
二十世紀博にいた中の人々は、バックボーンの中を生きているので、それ自体がバックボーンであるという解釈が出来ますよね。


ただ、ケンとチャコに関しては、それぞれが21世紀を体験して、なにかしら思うところがあったと思うんです。




もしかしたら、ケンはどこかのクラスタに所属していて、活動家として活動していたのかもしれません。


赤軍派が浅間山荘事件やハイジャック事件を起こして淘汰されることを受けて、海外へ高飛びし、そこで野望をたぎらせ資金を作り帰国。
資金を元手に20世紀博を設営して、匂いを振りまいたのではないでしょうか。


ともすれば、匂いの研究として、ハーバードなどの有名大学の博士号を持っているのかもしれません。



チャコに関してもそうです。

チャコの親が活動家で、警察との抗争で亡くなったのをキッカケに21世紀に絶望したために、おなじく野望を持っていたケンと海外で出会い協力したのではないでしょうか。



こうやって考えると、2人のキャラクターというのがより深くなってくるんですよね。






<驚異的なテロ活動>


この匂いを振りまくというのは、すさまじいテロ活動じゃないかと思うのです。

目に見えた破壊活動こそないものの、「匂い」というガスを使い、21世紀自体を破壊するということを行っているではありませんか。


さらに描かれては居ないけれども、警察や政治家に至るまでもが洗脳されていたと見ていいでしょう。



ともすれば、前代未聞のテロ活動です。




ガスが使われたテロ事件といえば、日本では「オウムサリン事件」が有名ですね。


破壊活動をステルスし、なおかつ目的にすごく近いところまで成し遂げたというのは、映画ながらに恐ろしいことだなと思います。






<匂いの正体>


この脅威を成し遂げた「匂い」という物の正体なのですが、確かにかすかな香りはあると思います。


私の地元は奈良なのですが、奈良町を歩いているとどこかで嗅いだことのあるんじゃないかという懐かしい匂いで満たされています。

未だにその正体に辿りつけないでいるのですが、昭和というかそれよりももっと前の匂いがあると感じてしまうのです。


この匂いの正体の一つに雰囲気というのも混じっているのではないかと思います。
思い出だったり、DNAにずっと残っているものが、そういう雰囲気にインスピレーションを受けて、どうしようもない切なさや思いを彷彿させているのだと思うのです。


20世紀博でも、この雰囲気という要素はすごく大きかったのではないでしょうか。


劇中に出てくる町や音楽は、すごく印象的なものです。


3丁目の夕日とかを見ても、街中のタバコ屋さんであったりとか商店街、夕焼け空と言うのは当時を彷彿とさせます。


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こういった雰囲気をうまく利用することで、集団心理により一掃拍車をかけていたのではないでしょうか。


正直、平成生まれなのに、三丁目の夕日を見るとどこか懐かしさを覚えてしまいますからね。







<大人にとっての懐かしさ>


単純に懐かしいと言うのも難しいのですが、忘れていたことを不意に思い出した瞬間に当時の記憶のフラッシュバックが懐かしいと感じるのではないでしょうか。

さらに、そこに共感できるものが加わることで、懐かしさはより大きくなってくるのです。



共感できるものの例を挙げるなら、音楽は勿論ですけども、アニメや漫画や言葉遣いと様々なものがあげられると思います。
しかも、ある程度年月を経ると、それを知らなくても共感して懐かしいと感じてしまう。



埼玉ベニサソリ隊の3人までもが懐かしさに囚われていたのは、こういうモノがあるからじゃないでしょうか。


私だって、実際には知らないにしても当時のことを色々と調べている過程で、こういうものは懐かしいなと言う感覚になってしまうことがあるからです。






<未来を目指す>


映画の最後のほうで、しんちゃんが2人の自殺を食い止め、匂いの効果をなくしてしまう。
それはしんちゃんが未来を目指すことを諦めなかったことが大きな要因になっていると思うのです。



私自身も、懐かしいと感じることはありますが、そこに戻れないことを知っています。
だからこそ、そこに追いすがるのではなく、当時よりも更に楽しいことをやりがいのあることをと追い求めて行くのが今の楽しみなのです。



子どもは晩ごはんの頃にはもう明日のことを考えています。
それと同じ感じなのかななんて考えたりしてしまいますよね。







オトナ帝国の逆襲は、本当に考えだすと面白い事が沢山ありますよね。


それにほんとうに感動もできるし、単純に泣ける映画としてもおすすめできるなと思います。


まさにしんちゃんの映画の中でも名作の一つです。
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