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山月記を読む(※ルビを振ったPDFをアップロードしました)



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知人から、山月記を読んだいいほうがいいといわれ、山月記を読むことにしました。

青空文庫にアリますので、興味があれば読んで下さい。


ルビをふったものをアップロードしました。


http://firestorage.jp/download/f198cbe0fb58dcfe5403d15310cb65b6a5c3ada6


大体の箇所にはルビがついています。


ついていないところは、常識的に読めるだろうと判断したところです。








作者は、中島敦。

文豪ストレイドッグスでも出てきた人ですね。
その時は、作品のことなんて全然知らなかったのですが。



ストーリーは、昔エリートだった男が虎になってしまったというものです。
それだけの話しなんですが、哲学めいたものがあるなぁと思います。






<山月記>

隴西の李朝は博学才穎、天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自から恃むところ頗る厚く、賤吏に甘んずるを潔しとしなかった。

いくばくもなく官を退いた後は、故山、カクリャクに帰臥し、人と交りを絶って、ひたすら詩作に耽った。下吏となって長く膝を俗悪な大官の前に屈するよりは、詩家としての名を死後百年に遺そうとしたのである。しかし、文名は容易に揚らず、生活は日を逐うて苦しくなる。


李徴は漸やく焦躁に駆られて来た。


この頃からその容貌も峭刻となり、肉落ち骨秀ひいで、眼光のみ徒らに炯々として、曾て進士に登第した頃の豊頬の美少年の俤は、何処どこに求めようもない。


数年の後、貧窮に堪えず、妻子の衣食のために遂に節を屈して、再び東へ赴き、一地方官吏の職を奉ずることになった。一方、これは、己おのれの詩業に半ば絶望したためでもある。


曾ての同輩は既に遥はるか高位に進み、彼が昔、鈍物として歯牙にもかけなかったその連中の下命を拝さねばならぬことが、往年の儁才李徴の自尊心を如何に傷つけたかは、想像に難ない。彼は怏々として楽しまず、狂悖の性は愈々抑え難がたくなった。

一年の後、公用で旅に出、汝水のほとりに宿った時、遂に発狂した。或夜半、急に顔色を変えて寝床から起上ると、何か訳の分らぬことを叫びつつそのまま下にとび下りて、闇の中へ駈出かけだした。彼は二度と戻もどって来なかった。附近の山野を捜索しても、何の手掛りもない。その後李徴がどうなったかを知る者は、誰だれもなかった。



隴西…ろうさい(ろうせい)
李朝…りちょう
博学才穎…はくがくさいえい
虎榜…こぼう
江南尉…こうなんい
狷介…けんかい
恃む…たのむ
頗る…すこぶる
賤吏…せんり
揚らず…あがらず
下吏…かり
峭刻…しょうこく
徒ら…いたずら
炯々…けいけい
曾て…かつて
儁才…しゅんさい
或…ある
山野…さんや


とりあえず、出だしはこのような出だしで、とても引き込まれましたが、作品のすべてを読むと、そういったものが如何に愚かで浅ましいのだろうかと言う所を見ることが出来ます。





山月記は、昔の字体を使っていて、読みにくい所もあると思いますが、読んで損のない作品だと思います。
また、短いので、黙読ならば20分もあれば読み終わるのではないでしょうか。



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